モルディブ紀行 マレーシア編

Malysia, Feb. 2000.


モルディブ紀行 モルディブ後編より


−7日目−
Kuala Lumpur

離陸と同じく約2時間遅れで、Kuala Lumpur 空港に到着。トランジットエリア内のマレーシア航空のカウンターで、今夜の大阪への便のチェックインをしてボーディングパスを手に入れる。

入国手続きのあと、出口で待っていた現地係員と会う。我々の担当係員の人も含めて、待っていた人達は一様に待ち疲れていたようだ。簡単に紹介をした後、すぐにマレーシア航空のカウンターに行くというが、我々が既にボーディングパスを手に入れていることを伝えると、車に移動することに変更した。

車に着くまでに、丹念に空港の出発方法の説明を受けるが、我々は失礼ながら真剣には聞いていない。大きな空港だから着きさえすれば、迷ったとしてもなんとでもなると思っているからである。


乗り込んだバンは、ラッキーなことに我々2人専用。マレーシアの簡単な説明の後、希望はと聞かれたので、遠慮なくCITIBANKに行きたいと言う。他に客がいないため、簡単に我々の希望が通り、車で送って貰えることとなった。現在のなんと手持ちは約US$3ほど。これでも動けるのはパッケージツアーのおかげである。


Kuara Lumpur市街に着くと、まずCITIBANKに案内してもらい、最低引出し単位の100リンギット(約3000円)を引き出す。続いて市内観光として、まずは王宮に向かう。ここは門の中には入れずに外から見るだけの観光である。

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次に向かったのは国立回教寺院。イスラム教のモスクに入るためには土足厳禁で、女性は髪の毛や肌を隠さないといけないが、ここでは無料でスカーフやガウンを貸してくれる。が数が少ないのか人が多いのか、借りるのをまつ長い待ち行列ができている。教会というのに出てくる人からわれ先に奪うように借りていく人達が多く、順番なってあったもんじゃなくなっている。建物入っても中心の大ホールには入ることは出来ず、出入口から見るだけ。

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次に向かったのは国家記念碑。ワシントンにある硫黄島記念碑と同じ作者によるブロンズ像だそうである。同じ敷地に小さな公園もある。

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途中に皮製品の店で買物につき合わされたあと、旧連邦事務局ビルの近くで昼食。ビュッフェ形式のレストランだが、客が少ないのか品が少なく味もいまいちである。

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昼食後、昼間滞在するホテルへ移動。チェックインした後は、空港に向かうまでは自由時間である。夜行フライト後の昼にベッドのある部屋でひと休みできるのは、予想以上に快適である。とりあえず疲れを取るためにシャワーを浴びて2時間ほど寝る。


目が醒めたしせっかく初めての国にきたんだからと、特に目的地もなくホテルから出て街の中心部に歩いて向かう。デイスティしているホテルは中心部から離れており、周りにはとりたてて見るべきものはないようである。結局地下鉄(LRT)2駅分歩いたところまで歩き、そこのショッピングセンター内のスーパーで、お土産として缶に入ったクッキーやマンゴプリンなどを買う。
(プリンは普通だったが、クッキーは好評)


一度ホテルに帰った後、夕食をホテル近くの屋台に買いに行く。ここはおばさんが一人でやっているらしい屋台で、カレーの類はご飯を入れてもらい鍋から自分で盛り付けしてからお金を払う形式。流行っている店らしく、鍋は20近くあるのだが残っている具は少ない。私は結局、魚のカレーと茹で卵が入ったカレーを盛り付ける。結局、二人分で2.1リンギット(約70円)。日本の感覚からいうととてつもなく安い。

ホテルの冷蔵庫の飲物は高いので、帰りの道中でビールとジュースなど飲物を調達する。ホテルの部屋に戻りカレーを食べると、辛いんだけど旨い。魚の骨も多くて食べにくいんだけど、値段を考えるとそんなことはまるで気にならない。


予定通りの時間にホテルのロビーに向かえに来た運転手と落ち合い、すぐに空港に向かう。空港で余ったリンギットをUS$に両替すると$19になる。我々はいろいろ買ったつもりなのだが、結局約千円しか使わなかったのである。その後は、何事もなく出国審査をすませ、大阪行きの便に乗り込む。

−8日目−
Kuala Lumpur -> Osaka

定刻通りに関空に到着し、荷物をピックアップして入国。また関西空港の税関で、「お腹に何か入れていませんか?」と言われる。当然(?)のことながら、怪しい薬や本は持ってないのだが。これはパスポートのスタンプの数が多いのに税関職員の目をしっかりと見ていなかったのが要因なのだろうか?

私は決して太鼓腹ではありません。誤解厳禁!


こうして生まれて初めて海外のリゾートらしいリゾートへの旅を終えました。モルディブはとっても良かったのでまた行きたいし、マレーシアは時間がなかったのでこちらも時を改めてまた訪れたい。そう思いつつ、日常生活にもどっていく...



Written by Yasushi@tierra.ne.jp.