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アメリカ旅行記(その5)

New York - Niagara Falls - buffalo - Chicago
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New York to Niagara Falls(11th day)

早朝、Amtrack に乗るために、46th ST. の宿を出て Penn Station に向かう。地下鉄を利用することをも考えたが、たった1駅間の距離だし回りも明るくなっているので、歩いて行く。


駅の Amtrack の窓口に行き、Web上で予約した旨伝えて、チケットを手に入れる。私が乗る Maple Leaf 号は定刻に発車するようだが、どのホームからかは10分ほど前になるまで掲示板に表示されないらしい。ぎりぎりまで発着番線を表示しないのは何か理由があるのだろうか?

チケットを持っている人のための待合スペースがあったので、そこでしばらく待つ。15分ほど前になったので、掲示板の前に移動しホームが表示されるのを待つ。表示されると回りのいた多くの人達が、ぞろぞろと同じ方向に向かう。どうやら同じ列車に乗るらしい。

とにかくホームに降りて、Reserved Coachと表示された列車に乗り込むが、何処に座っていいかわからない。駅員に聞くと、どこに座ってもいいとのことなんのことはないReserved Coach は自由席のことだった


列車は順調に走り、8時間程でカナダ側の Niagara Falls に到着。この駅のちょっと手前で列車が止まり、車内でCanadaの入国手続きが行なわれる。いや、行なわれているらしいが、我々の客車には係員がなかなか来ない。やっとこさ来たと思ったら、パスポートチェックと簡単な質問だけで、入国スタンプを押してくれない

結局、1時間以上たってから、列車が少し動き、Niagara Falls (ON)に到着。ここで下車して、YHを目指す。地球の歩き方の地図がいい加減で少し迷ったが、無事発見。電話での予約もちゃんと出来ていたので、問題なくチェックイン。


夕食を食べられる店を、川沿いを散歩しながら探すが、あるのはモーテルばかり。結局 Niagara Falls のすぐ近くまで歩いてしまう。そこで見つけたイタリアンレストランで夕食。パスタを オーダーするが、やはり量は多く味もそこそこで満足。


Niagara Falls(12th day)

今日はまずまずの天気で、一日中ナイアガラの滝観光をするにはちょうどいい。まずは、昨日と同じ川沿いを滝まで歩き、 Table Rock の観光案内所で地図をもらう。


始めは何をしようか迷ったものの、まずは有名なMade of mist.(霧の女神号)に乗る。平日の午前中のためか全く並ぶこともなく、無料で配っているカッパを来て来て乗船。船の上から滝を見上げる形になるので、滝の上からの景色とひと味違う。船がカナダ滝に近付いていくと、名前通り霧のような水渋きで、カッパがないとビショビショになる。

残念だったのは、自体が大きくて揺れが少ない上に、あまり滝に近付かないためか、期待したほどの迫力はなかったこと。


次に、Journey behind the fallsに行くために、入口がある Table Rock のレストハウスに向かう。入場料を払った後、エレベータで下まで降り、外にでるととそこはカナダ滝の滝壷の近く。目の前を大量の水が落ちていく迫力に圧倒される。

トンネルの中を歩いて滝の裏からの景色を見に行くと、そこはただの白い水の壁。その水の壁こそがナイアガラの滝そのもので激しい音が聞こえる。でも、壁からは期待したほどの迫力があまり感じられない。


散歩道を歩いて、 Canada Falls のすぐ横まで行き、しばし眺める。その後、昼食にレストハウスの中でサンドイッチを食べながら、次どうしようかと考える。すぐ近くには、もう特にすることがないようなので、アメリカ側に渡ることにする。


25セントの通行料を払って Rainbow Bridge を渡る。この25セントは、アメリカのクオーターでもカナダのものでもOKだったので、迷わずカナダのクォーターを使う。

左手に料金所のブースのような車用の入管を見ながら、歩行者用の建物に入る。さすがに歩いて国境を越える人は少ないのか、係員を呼ばないと出てこない。とはいえ問題なくアメリカに入国、でもスタンプは無し。アメリカ側では、ブースの拡張工事をしていたので、途中歩道が途切れどこにいっていいか迷ったものとにかく、滝の方向を目指す。


まず橋を渡って、 Goat Island に向かう。滝の横から見るのはまた趣が違って面白い。島の他の場所も見ようと歩き始めると、緑が多くて気持ちが良く、結局島を1周巡り歩いた。

途中、Cave of the Windsにも心惹かれたものの、滝壷近くを歩くだけと判断して、行かないことに決める。今日の最後にとアメリカ側で一番いいらしい景色を見に Observation tower に行く。川岸に建てられたこのタワーは、アメリカ領土で唯一の滝の正面が見える場所。でも、カナダ側からの景色の方が滝全体が見えて美しいと思う。


再び、 Rainbow Bridge を渡って、カナダに再入国。カナダ入国スタンプがなかったことについて聞かれるが、アムトラックでは押されなかったと答えると、無言でスポートにスタンプを押す。

帰り路にあったスーパーで、閉店時間ぎりぎりにパンとサラダなどを適当に買ってYHに持ち帰り、テラスで夕食。ビールを売っている場所が見つけられなかったのがちと残念。


Naiagara Falls - Buffalo(13th day)

YHの同室だった人(日本人の大学生)にタワーから見る景色が良かったと聞いたので、まずは Minolta Tower に向かうことにする。


昨日と同じように、川沿いを歩いて滝に向かっていると、途中、インド人夫婦に出会う。彼らに「歩いてアメリカにどこからいいか」と聞かれ、昨日歩いた道を教える。彼らのカナダのビザでは1回しか入国できないから出国すれば戻ってこれないそうだ。そういう話を聞くと、多くの国にVISAなしで旅行できる日本人は恵まれていると思う。


Table Rock から、 Minolta Tower のある崖の上にへ歩いていこうと道を探したけど、近くには見つけられない。仕方がないので、1ドル払って短いケーブルカーに乗って崖の上に登る。そこからタワーまではすぐ。

タワーから見下ろす滝はまた、違ったイメージで、まるで絵はがきのようにも見える。このタワーにバスで乗りつけた外国人(多分アメリカかカナダの人)の団体がいたのは驚き。日本人じゃなくても団体で来るみたいです。


タワーを降りて、 Rainbow Bridge に渡り。昨日と同じようにアメリカに入国し、Buffaloへのバス乗り場を探す。Informationで聞くなどしてバス乗り場に到着。時刻表を見るとすぐに出発するバスがあったので、昼食を後回しにして、先にバスで移動することにする。いざバスに乗ろうとすると、YHで同室だった学生に再会、一緒に、buffalo まで市バスに乗る。


1時間ほどバスに揺られて、Buffaloのバスターミナルに到着。これで、1.85ドルとはとても安い。私はここで、Chikago までのGreyhound busのチケットを買うため、窓口に並ぶ。30分ほど後に出発するバスがあったのだが、Chicago到着が深夜の1時頃。これでは身動きがとれないから、夕方発でChicagoに朝6時に着くバスのチケットを買う。

同じバスで来た学生とバスディーポにあったバーガーキングで遅い昼食を食べた後、彼は、メリーランドに向かうバスに乗るためにゲートへ。私は、待ち時間を利用して、Buffalo市内を散策する。特に観光する場所もないようだけど、古い教会や、威厳のある City Hall があり、なかなか落ち着いた雰囲気の街です。


夕方には、バスディーポに戻り、メリーランド経由Chicago行きのバスに乗る。途中の メリーランド のバスディーポで下車すると、なんとかの学生に再会。彼は私より早く着いたあと、大リーグの試合を見てきたのだそうだ。結局、同じバスに乗ってChicagoに向かうことになる。ほんと奇遇である。

つづく
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