インドネシア・バリ島編

Bali Island, Indonesia, Jul. 2001.


−1日目−
Kansai - Guam - Denpasar


7月の夏休みというとお盆前後ほどではないとはいえ人気が高い,いわゆる「ハイシーズン」.手配を始めるのが遅かったので格安航空券も取れず,旅行代理店(アカデミートラベル)をで探し出してもらったグアム経由のコンチネンタル(CO)便を利用するパッケージツアーでバリ島に向かうことになった.


いつもの如く関西国際空港での出国手続き,が,日本人用の出国カードが見あたらない.外国人用はあるのに,と.まわりをよく探すと,「7月1日から日本人の出国カードが必要なくりました」という内容の貼紙が.聞いてないぞぉ.....

Guamへのフライト後,空港で2時間ほど待ってDenpasar行きの便に乗り継ぐ.この機内ではなんと日本語のアナウンスがあるってことはそれだけ日本人が多いんでしょう.
【COはグアムをハブにして日本各地とバリ,サイパン,ホノルル等を結んでるから日本人客が多いからという推測】


飛行機は午後8時30分頃にDenpasarに到着.入国カードは空港に降りてから一人ずつに手渡される.順番待ちの列に並びながら内容を記入し入国し,到着ロビーに出て,迎えに来ているはずの現地ガイドを探す.名前や会社名を書いた紙をもっている人はたくさんいるが,我々の名前やツアー会社名が見当たらない.我々が泊まる予定の,BaliSani Hotelと書いた紙を持った人を見つけ聞いてみるが,我々の名前もツアー会社も知らないという.あれこれ探した揚げ句,やっと我々の名前を書いた紙を持った人を見つけて一段落.安いツアーはこのあたりの手配がいいかげんなことが多いのだろうか?


やっと見つけたガイドの案内でバンに乗ってホテルに向かう.Baliは街中でもダートがあったりと予想通り(?)の道の悪さと狭さ.そんな道を20分ほど走ってホテルに到着.我々が泊る Bali Sani Hotelは,インドネシア風の作りで部屋もまずまず.贅沢を言えば,木製のドアがきっちり閉まらないとか,内側の鍵は昔ながらの閂を使ってるとか,脱衣スペースがないなどの細かな不満はあるが.全体としては満足.

部屋で明日に備えて手に入れたパンフレットを見ていると,大統領交代に関しての政情不安から,外務省からバリ島に注意喚起が出ていることを知る.まだそんなに心配することもないだろうと,ゆっくりシャワーを浴びてから寝る.

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Bali Sani Hotel


−2日目−
Bali Island, Massage, etc.


なぜが快適に目覚められずしばらくベッドの中でぐずぐずし.10時も回った頃になんとか起きて動きはじめる.と,部屋の電話が鳴るので.どこからだろうと出てみるとフロントからで,チェックインの時に間違えて朝食券を渡したおわびに朝食代を10%引きするとのこと.まだホテル近くの地理感もないこともあり10%引きに引かれてホテルのレストランを利用してみることにする.インドネシアンブレックファースト,メインをミーゴレンとナシゴレンにして頼む.後でわかったのだが,一人で約Rp.3.3万はやはり周りの相場からはかない高い.

部屋へ帰る前にホテルロビーに寄り,置いてあったパンフレットに載っていたマッサージを頼む.午後1時にホテル前に迎えの車が来るとのこと.


マッサージの迎えが来るまで時間があるのでホテルの近くを散歩(インドネシア語ではジャランジャラン(jalan jalan))する.これは旅行中に覚えたたった2つのインドネシア語のうち一つ.ちなみにもう一つは「ありがとう」の意のトゥリマカシ(terima kashi).本当はもっと現地の言葉を覚えたほうが良いのだろうけど....

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ホテルを出て歩くこと数分,レギャンビーチに到着.そこは街中の喧騒はなく一面のビーチ.街中の限られた視野からは想像もできない広い砂浜が広がっている.波が高くて海水浴には適していないが,サーファーにとってはいい場所なんでしょう.海岸沿いでは工事をしており,クタの方まで海岸沿いの道を作っているようです.

この旅行の目的の一つ,ビーチを目に納めたあとはレギャン通りに向かう.道を歩いてると,若い女性がビラを配っていたので何げなく見るとそれはマッサージの宣伝.Rp.85,000/1hとあったのでどんなマッサージかを聞くと,インドネシアのオイルマッサージで店はこっちだと案内される.ふと気がつくと女性3人に囲まれており,これは怪しいかもと思ってあわてて逃げ出す.後から考えると,強引な勧誘だが無理強いはなかったし値段的にも妥当だから,まともな店だったのかもしれない.

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さらにしばらく歩くとレギャン通りに到着.交差点に,小さな割れ門がある寺院というか祠と言っていいのだろうか,とにかく宗教的な建物がある.通りに沿っていろんな種類の小さな店が並んでおり,いくつかの店では屋根と歩道の端を布で覆い,アーケードのような日陰を作っている.通りは車やバイクの通行量が多いのに信号はほとんどなく渡るのに苦労するほどである.

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そろそろ時間がなくなってきたのでホテルに向かう.途中,ラフティングツアーの看板を出した店があり,中を覗くと何人かの白人が客として入っている.客がいるんだからとりあえず話だけでも聞こうと中に入ると,「通常US$65のラフティングがUS$25でできる」とのこと.あまりに値引きが大きいので,とりあえずホテルに帰って考えることにする.
【たぶん申しこまなくて正解だったと思う】


ホテル前から送迎の車に乗って予約したマッサージ店に向かう.店の名前は,スリ・アグンスパ(Sri Agung Spa)でヌサドゥア(Nusa Dua)にあるらしい.空港横を通り過ぎ30分ほどで店に到着.到着後,受け付けでいろいろメニューがある中から一番ベーシックなドラディショナルマッサージ(US$30/1時間)のコースを選ぶ.

案内された部屋には顔があたる部分に穴があいたベッドが2つ並んでいる.指示されたとおり服を脱ぎ,パンツ1枚になってまずはうつ伏せに寝る.足先から順にオイルを使ってマッサージされていく.気持ちいいためか,あっという間に時間が過ぎて行く.マッサージが終わったらシャワーを浴びてオイルを落とした後,最後に今では日本ではまず見ない瓶に入ったファンタが出てくる.ちゃんと冷えていて渇いた喉には美味しい.  【今考えるとマッサージは弱め,サービスは良いが値段も相場より高い】


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帰りはクタセンターで降ろしてもらう.来たからにはと中に入っていくが,ほとんど観光客がいず,あちこちの屋台のような店では強引な売り込みに合う.ちゃんとした店はないのかと歩いていると日本人旅行情報センターを発見.看板の文字が乱れているのがちょっと怪しい(失礼)と思いつつも,いい現地ツアー情報があればと思い中に入る.

中で待っていたのは店長とおぼしき陽気な男性.キンタマーニなどの観光ツアーのお薦めを聞くと,こちらの希望を聞かれ買い物はなしで観光したいと伝えると,物売りもほとんどいないブドゥグールに行き,最後にタナロットの夕日を見て帰るツアーがいいとのこと.ラフティングについても聞くと,US$25のは恐らく近い川で時間も短いものだろうという話.またここは融通を聞いてくれることも売りにしているようで,我々は翌々日の夕方には帰ると伝えると,タナロットの夕日を待たずに帰って来ることもできるらしい.

店のスタッフに近くの屋台から,バクソ(Bakso)と呼ばれる肉だんご入りラーメン(Rp.3500)を買って来てもらい美味しくいただく.いろいろ考えた揚げ句,結局,翌日のラフティング(US$45/人)とケチャダンス鑑賞(US$18/人),翌々日のブドゥグールツアー(US$35/人)に申し込む.もちろんブドゥグールツアーはタナロットの夕日を待たず帰る予定とし,現金の持ち合わせが少なかったのでRp.20万を内金として払う.クレジットカードは手続き中だそうですが早く支払えるようにして下さいね.

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クタセンターを出た後,クタの待ちの中心部を歩き,いくつかの籐製品の店を覗いた後,クタビーチに出てぶらぶら歩きながらホテルを目指す.かなりのサーファーが海に出ているのに,上手いと思える人が意外なほど少ない.上手なサーファーは別の場所にいってるのだろうか.その中で,10才くらいのおそらくは現地の子供が際だって乗りこなしていたのが印象的.


夕食は,日本人旅行情報センターで教えてもらった,ガジャガジャというレストランで取る.お薦めのポテトサラダとカレーセット,チキンウイングのガジャガジャソースに生ビールをオーダー.チキンウイング日本風にいえば手羽先のオイスターソースだが,これが旨いうえに生ビールにあうこと,あうこと.ついついおかわりしてしまった.これでRp.11万程でした.

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左からホテトサラダ,カレーセット,チキンウイング


−3日目−
Bali Island, Rafting, etc.


朝食は,昨日コンビニエンスストアで買い込んだサンドイッチ用のパンと肉ペーストの缶詰とスライスチーズで,即席サンドイッチを作って済ませる.

朝,8時過ぎに部屋に電話があり,もう迎えに来ているとのこと.我々はてっきり8時半と思っていたが,実は8時が正解だった.慌てて準備を整えてロビーに向かう.ガイドは昨日日本人旅行センターで会ったマッチ.彼の運転の車に揺られること1時間ほどでアユン川のラフテイング出発点に到着.

荷物をあずけてるとすぐにラフティングの準備,ライフジャケットとヘルメットをつけて,写真のような急な階段を下っていく.ガイドの話によると99(ナインティナイン)の岡村も,このラフティングを楽しんだらしい.たしか "Comedian Okamuwa was very funy." と言っていたような.

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出発位置に着くと同じボートメンバーとの簡単な自己紹介のあとブリーフィング.といってもパドルも持ち方と前漕ぎ,後漕ぎだけなんで,日本語でなくても特に支障はない.といっている間にスタート.ガイドのライは思いっきり前に漕げと指示してそのまま真っ直ぐ岩にぶつたり,ボートを滝の真下に入れたり,スピンさせたりといろいろ楽しませてくれる.英語でのジョークにすぐには反応できないけど,いいガイドに当たったみたい.

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我々のボートクルー(小さな写真だけです)

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ラフティング中,左端はガイドのライ

ボートから降りたあとは,出発地点と同じくらいの坂,今度は登りである.ラフティングで思いのほか踏んばっていたようで,足が重くかなり苦しい.やっとの思いで登り切ったところに,お迎えのバンが来ており,出発した所まで乗せていってもらえる,出発点についてからは着替えたあと昼食のランチバイキング.ほんのしばらく前に下っていった景色を見ながら昼食.谷が深くて下っていった川の水の流れは見えない.このとき重大な問題を起こしているとは露知らず,美味しく食事をしていたのであった.


夜のダンスまではかなり時間があるが,ウブド(Ubud)に向かってもらう.ウブドに着くとまずマッサージで,ラフティングの疲れを癒したいと伝えると,ボディワークス(The Bodyworks)という店に案内してもらう.

ここの1時間コース(Rp.8.5万)を頼むと,昨日の店と同じような部屋に案内される.ただ,マッサージ師の力は強く,筋肉がはっているふくらはぎを押さえられて,「痛い」と声をあげても遠慮なく続けていく.マッサージを終えると確かに体が楽になっていて,少なくとの昨日の店よりは効いているような気がする.マッサージに使ったオイルを落とすシャワーはなく,このあたりは値段の差を考えるとしかたないのかな.


マッサージを終えた後は,ガイドのお薦めに従ってパサール(マーケット)に連れて行ってもらう.パサールは狭い通路にたくさんの小さな店が軒を連ねていて活気はあるものの,異様な匂いがあったりで衛生的とは言いがたい。それに、立ち止まって商品を見ようものなら,売り込みの激しいこと激しいこと,腕をつかんで放そうとしないおばちゃんもいる。特に欲しいものがない我々は一通り見ただけで満足。
【後でよく考えると、匂いの元はヒンズー教のお供え物が腐った臭いだと思う】

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パサール


時間的にまだまだ余裕があるので、Neka Musiumという美術館に案内してもらう。バリ美術の近代から現代までの展示があるのだが、私自身が美術に疎く気に入るような絵がないのがちょっと残念。ここの美術館に入っているのは日本人だけと言っていいくらい日本人ばかりだったのも印象的。日本の地元の小さな美術館はガラガラなのに観光地では行くんでしょうか。ちなみに入り口近くで民族楽器を演奏している人がいたが,美術館の展示とは関係がないらしい.


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Neka Musium

まだまだ時間があるのだが、ゆったり過ごせる店があるといので案内してもらう。そこ店はKubuku(クブク)という店で、高い位置にある座敷からは田園風景が見える。この座敷の上に座りナシチャンプルとナシゴレンを注文、食事後と横になって休む。ほんとゆったりと時間が流れて行きます。

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Kubuku


当初の予定ではケチャクダンスを観る予定だったが,村長が変わったとかでキャンセルの看板が出ていた.そこでガイドは予定変更し,レゴンダンスを観に,Puri Saren Agung(たぶん間違えてないはず)に向かう.開演まで30分以上あるのにもう先頭のイスは満席.その前の芝生の最前列に座って待つ.と,ここで問題が発覚.なんとホテルのセキュリティボックスのキーがないのである.

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Legong Dance

ゆったりとした動きに手の指の細かな動き,それにカッと見開いた目ががとても特徴的なダンス.ダンスの上手い踊り手は,一度も瞬きをしていなかったように思う.


ホテルへの帰り道でキーをなくしたことをツアーガイドに伝え,怪しいのはラフティングの更衣室で,わずかな望みをかけて一応調べてくもらえるように頼む.

ホテルに着いたのはもう10時頃.ツアーの予定に入ってないウブドの観光案内してもらった上にキーの件の頼み事もあったので,お礼にチップを渡そうとするが受け取ってくれない.今日1日を振り替えると,14時間も専属のガイド兼通訳兼運転手付きで観光をしていたようなもので,とっても得した気分.いいツアーでした.


−4日目−
Bali Island, Budugul, etc


今日も,昨日と同じ即席サンドイッチで朝食をすませる.問題のセキュリティボックスのキーだが,今日のツアーガイドから結局見つからなかったと伝えられる.結局セキュリティボックスを壊すことになり,ホテルからUS$100相当,実際はRp.85万の請求が,自分のミスなんで仕方がないが,なんと初歩的なミスをしてしまったかとしょげてしまう.


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終わったことをいつまでも悩んでも仕方がないので,気を取り直して出発.まずはバリ島で2番目の大きさの寺院,タマンアユン寺院(Pura Taman Ayun)に向かう.駐車場には物売りがいるが,入り口の割れ門を抜けると静かな世界が広がっている.右手に集会所があり,ここに村人が集まり祭りの準備とかが行われているそうだ.奥の方に入っていくと池というか堀に囲まれた建物がある,この部分は観光客は入れないが外からは見ることができ,いくつかある塔はそれぞれが何かを奉っているのだそうだ.

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Pura Taman Ayun


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駐車場でナンカ(Nangka)と呼ばれるジャックフルーツをガイドに買ってもらい食べる.さっぱりした味でしつこくなくそれなりにおいしい.再び車を走らせると,すぐに何かを見つけたと車を止めて,この木はなんたらという果物の木だ,などといろいろ教えてくれる親切なガイドである,


かなり険しい山道で峠を越え,ブドゥグール(Bedugul)に到着.バリ島はさして大きい島ではないが,ここの標高は海抜1500mもあるらしい.しばらくブラタン湖(Danau Bratan)のほとりを走ったあと,湖に浮かぶお寺ウルン・ダヌ・ブラタン寺院(Pura Ulun Danu Bratan)に到着.実際に浮かんでいるわけではないが,見る方向によってはあたかも浮かんでいるように見える.休日ということもあって駐車場も一杯で,地元の人がたくさん遊びにきているのだそうだ.

ここの寺院の入り口でゆでピーナッツを売っていたので興味を示すと、ガイドに買ってくれる。食べてみるとやわらかくて結構美味しい。

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峠付近の風景

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Pura Ulun Danu Bratan

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このお寺の隣に花畑があるというのでガイドと別れて見に行く.ガイドは入れないと言っていたので不思議に思っていると,中になんたらResortという看板があったから,実はどっかのホテルなどの施設なんでしょう.花畑といってしまうにはにはちょっとお花が少ないが,手入れの行き届いた小道と奇麗なコテージ風の建物があり.落ち着ける雰囲気.

また,寺院を散策中,突然祭りの行列が.なんの祭りかわからないが,お供え物をもった行列が観光客の間をゆっくり歩いていく.


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本道から外れ,細い道を少し入ったところにあるレストランで,棚田を見ながらの昼食.ちゃんと予約されていたのか,テラスの端の一等席.料理はビュッフェ形式のインドネシア料理で,味はまずまずといったところ.追加で頼んだバナナなどのフレッシュジュースがおいしい.デザートで食べたバナナの天ぷら(Pisang Goreng)は,我々の口には合わなかった.

車に乗ってさらに細い道を入っていくと,木立の間から見渡す限りの棚田が広がっている.ヤシの木がなければ日本の昔の風景といっていいかもしれない.棚田の潅漑技術の多くは日本からのものらしいけど,日本ではもうここまでの棚田を見ることはできないのではないでしょうか?.インドネシア政府がこの風景を意地するために,田の耕作を続けるように法律を作ったそうである.

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Rice Terace

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棚田(ライステラス)を見渡すように建っているカフェでバリコーヒーをいただく.バリのコーヒーはフィルターを通していないのでカップの底に粉が残る,結構おいしく飲める.観光客といえばオープンカーにのった白人が多く,旅行センターで聞いた通り日本人はまるでいない.にしても落ち着ける雰囲気で,時間がゆっくり流れていくような雰囲気がいい.


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道中見つけた祭りを車のなかから撮影.


山を下り,次は猿のお寺を目指す.旅行センターのパンフレットではアラス・クダトンとあるが,ガイドブックではPura Bugi Sariとう寺院のようである.どっちが正しいのかわからない.寺院に入ると,寺院専属のガイドが着く.お土産物屋が並んでいる通路を通り,お寺の中に案内されて行く.ガイドの話によれば,寺院内には3つの群れがあり約1000頭の猿がいるのだそうだ.森の中に入っていき,上を見上げるとコウモリの群れが.

一通り回ったあと,見るだけでもとガイドが進めるお土産屋さんに寄るが,彼女が提示したバティックの値段はRp.20万.これは高いと思い「いくらなら買うのか」という声を振り切って,お店から出る.

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Pura Bugi Sari


続いて,今日のツアーの最後の目的地,夕景の有名なタナ・ロット寺院(Pura Tanah Lot)に向かう.駐車場から寺院に向かう道で売ってた串焼き海カメを,ガイドに買ってもらい食べてしまう.味は鶏に似た感じで,味つけは辛いもののしつこさはまるでない.寺院に向かう道にはお土産屋とならんで,ブランドショップがあるのが不思議.

天気は晴れているんだけど,水平線近くには雲があり,絶好の夕日は期待できそうもない.もっとも我々は空港への移動もあるので夕日を見る前に帰らないといけないが,心置きなく変えることができる雰囲気.今日1日お世話になったガイドによれば,7月に4日きたが,良かったのは1日だけだったそうな.夕日を見るのもなかなか難しいようです.

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Pura Tanah Lot


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ホテルへの帰り道,田園のなかを日が沈んでいく風景を車をとめてパチリ.タナ・ロットの夕景とは比べられないけど,ゆったりと時間がなかれていく雰囲気は感じられると思う.この地もあと僅かで離れないといけないと思うと寂しくなってくる.


ホテル近くのレストランで,ミーなんちゃらとナシチャンプル(どちらもRp.8000)の夕食.近くのスーパーで残ったお金でおみやげを買い込みホテルに戻る.しばらくして,ツアーのピックアップが.バリにいる時間があっと言う間に過ぎてもう帰らないといけない.

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−5日目−
-Guam-Kansai


帰りのフライトも再入国も何事もなく終え,空港バスを使って家に帰り,次の日に備えてシャワーを浴びてさっさと寝る.


− 後日談 −
帰国2日目

朝起きると体が熱っぽい感じがするので,知り合いの医者に相談すると単に疲れている可能性が大きいとのこと.仕事を休んで抗生物質と胃薬を飲んで寝ることにする.

夕方になっても回復しないばかりか39度を越える熱となりあわてて病院に行く.でも診断は同じで,別の抗生物質と熱冷ましの薬を処方される.

帰国3日目

この日の早朝から熱が下がらないうえに激しい腹痛と下痢が発症.わずか一口の水を飲んでもトイレに駆け込む激しい下痢は生まれて初めて.真剣に危ない感染症にかかったかと心配になり,病院で検便での感染症検査を頼む.もちろん今日も仕事は休み.

激しい下痢でもなんとか水を飲もうといろいろ試す,結局,室温の水を用意し,タオルケットをお腹に巻いて保温をして横になり,用意した水を一口だけ口に含む.ここで大事なのは,できるだけ体を起こさないことと,体温とほぼ同じになるまで飲み込まないこと.これで少しは楽に水分補給でき,脱水症状を改善することができたと思う.

帰国4日目

再度病院で診察と血液検査.回復に向かっているから問題はなさそうと同じ薬を処方される.また仕事は休み.

帰国5日目

体は回復したが検査結果待ちのため,念のため仕事を休む.結局は感染症の菌は検出されず,原因不明.炎症と脱水症状を起こしていたことだけは間違いがないそうだ.

短いバリ島旅行のはずが,意外な長期休暇になってしまったのであった.休みが取りにくくなって次回の旅が遠のいていく.....