信州放浪旅行記

Sep. 1999


−1日目−
大阪−松本−松本城−縄手商店街−青木峠−佐久

大阪から「特急しなの」に乗って松本に向かう。通路側の席だったので、車窓の景色が楽しめずすこし残念。「まつもと〜」という独特のアナウンスとともに松本駅に到着。

松本途中下車して、駅前にあるレンタカーの営業書で、スモールクラスの車を借りられるところを探す。スモールクラスの空きが少なく(車自体も少ないのかもしれない)、4件目でやっとこさスターレットを見つけて、これを予約する。24時間で保険消費税込みで7350円也。

着替え等の入った荷物を預けたあと、歩いて松本城を目指す。道中で見つけた信州そばの店に入り、ざるそば(2段かさねで1100円)を注文。出てきたそばは手打ちらしいが、あまり美味しくはない。そば湯が美味しかっただけに残念である。

Photo Hanabi

そばの昼食のあと、松本城をまで歩き城に入る。戦乱に巻き込まれずきれいな形のまま残っている数少ない城で、文化財に指定されているとのこと。右の写真のとおり非常に綺麗な城で、天守閣からの松本の街の眺めもいい。

松本城から歩いて松本駅に向かっていると、ふと「かえる商店街」を見つける。縄手商店街というらしいが、かえる大明神が祭ってあったりで、少々さびれ気味のところがかえって風情のある商店街である。


松本駅まで歩いて戻り、予約したレンタカーを借りる手続きをした後、さてどこに行こうかと考え始める。なんと予定をまだ決めていないのである。地図を見てしばしの間、考える。道が面白そうで、もしかすると綺麗な夕日が見られるかもしれないとR143で青木峠を目指すことにする。途中、県道やR254に紛れ込むが、問題なく青木峠に到着。しかし山深いので、夕日は見られない。

今日はR141を南下して車中泊、明日はビーナスラインを走ると決めて、峠を東に下る。しばらくR143を東進、R18に入って小諸に向かう。が、突然、車の流れが悪くなる。しばらくして事故渋滞とわかるが、事故車をトラックに積み込む作業にかち合ってしまい、15分以上全く動かない状態で待たされる。

無事事故箇所を抜けて、R141を南下する。うっかりR147に紛れ込んで、道の駅「ほっとパ〜ク・浅科」に着く。ここで地図を確認して初めて、道の間違いに気付く。これは睡魔のためと思い、ここで途中のスーパーで手に入れたおにぎりとお惣菜、それにビール(!)で夕食。アルコールの助けを借りてとっとと休む。


−2日目−
佐久−野辺山−メルヘン街道−ビーナスライン−松本−長野

寝心地が良くなく何度も目が醒めつつも、なんとか朝5時頃まで睡眠をとる。空が明るくなってきたころに、昨日のスーパーで買っておいたパンで朝食をすませて出発。この時間は車が少なくて、車を走らせるには非常に快適である。

Ryuga-Dou Ryuga-Dou

R141を順調に南下し清里に向かう途中、JR野辺山駅(最も標高が高い駅)の看板を発見したので駅に向かう。ローカル線だが意外と綺麗な建物をみて驚く。早朝のためもあって誰もいないホームに入って記念撮影をする。

しばらく車を走らせると、今度はJR最高地点の看板を発見、ここでも記念撮影をする。お土産屋やそば屋もあったので、車で来る人が鉄の人(鉄道の趣味がある人)も多いんでしょう。もっとも私も、少し鉄分がある(鉄道の趣味がある)ようだ。:-)

せっかくここまで来たのだから、と清里まで足を伸ばす。少し期待していたものの早朝の清里は、小綺麗なただの街。ゆっくりと散策するのにはいいかもしれないけど、巷で聞くほど素晴らしい観光地とも思えない。

Katsura-Hama photo

結局、車から降りずにR143を引き返して、メルヘン街道と名前のついたR299に入る。非力な車で登り坂に苦労するものの、山の中を抜けていく道は壮快。両側の木々が眺望を阻んでいるのが少し残念。

R299から、本日のメインイベント「ビーナスライン」に入る。日本にもこんな綺麗な道があるのか、と感動できる深い山を縫って走る道路。富士山も見えるくらい天気も良くて快適。残念なのは料金が少し高い(全線で約3000円)ことくらい。

近くに別荘が多い蓼科湖 photo photo

photo photo 一周できる遊歩道がある女神湖

観光地となってる白樺湖 photo photo

photo photo 雰ヶ峰 遊歩道の散策が快適

美が原 濃い霧が残念 photo photo


松本まで戻ってレンタカーを返し、JRに乗ってで長野に向かう。長野に着くと予約していた駅前のホテルにチェックイン。シャワーを浴びてすっきりしたあと、夕食を食べる居酒屋探しにでる。たまたま見つけた六文銭という店で夕食。地酒。チャンチャン焼き、あら煮が旨くて満足。


−3日目−
長野−善光寺−長野・・・・・大阪

ホテルdで宿泊料金に付いてきた朝食を済ませた後、歩いて善光寺に向かう。まだ朝の時間が早いので、街を歩いているのは通勤風の人ばかりで、お土産屋も開いていない。

善光寺門前に付くと、観光客は少ないものの、 入場料(?)を払って回廊に入る。まっくらである。

photo photo photo


お土産にくりまんじゅうと善光寺センベイ、地酒を買う。このセンベイはとても好評だったのでお土産にお勧めかもしれない。

photo

昼食時に、善光寺門門前のそば屋で、「さらしらそば」という豆の引き方が違うらしいそばを注文する。写真のように、店の前でそば作りの実演をしている。肝心のそばは甘み(?)があって旨く満足。


善光寺の門前にあるバス停からバスに乗って10分ほど長野駅に到着。あとはここには書けない用事を済ませた後、特急「しなの」、新幹線「ひかり」、JR奈良線を乗り継いでで奈良まで5時間ほど。呆気ないほど早く家に帰り着く。


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Written by Yasushi@tierra.ne.jp.