西四国旅行記

Aug. 1999


−1日目−
奈良−明石大橋−鳴門大橋−徳島−大歩危、小歩危−龍牙洞

夕方の出発。明石大橋を見てから橋を渡る予定だったが、橋が見える場所のかなり手前で渋滞に捕まる。いきなり予定変更して、すぐに明石海峡大橋をわたることにして、ちょっと回り道したものの垂水から高速に乗る。

明石大橋は、初日の出を見に行くなど良く見ているものの、実際に渡るのはこれが初めてである。すでに日は落ちているので、遠くに街灯が見えるのだが、これはこれで雰囲気は良い。ゆっくり走ったせいでもあるが、意外に長い橋で、改めてよくもまぁこんな橋を掛けられるのだなぁと感じられる。


明石大橋を渡ったところにある淡路SAに、橋の見物を兼ねて休息するために入る。SAの駐車場に入っていくと、数人の警備員が車を誘導している。なんでこんなところに警備員がいるんだろう、と思いつつも指示に従って車を止める。

明石大橋を良く見える所まであるいて行くと、橋の方を見ている人が不思議なほど多い。同じように橋を見ていると、ライトアップの色がゆっくりと、いろんなバージョンに変わっていってるのが分かる。しばらくすると、花火の音が。最初は対岸に上がった花火が小さく見えるだけだったが、淡路島側でも花火が上がり始めた。これで、警備員も見物人もたくさんいたわけがわかった。

橋をバックに花火はいいですねぇ。予想外の楽しみが増えて満足。

Hanabi

SAで食事をすませた後は、R26で鳴門大橋に向かう。夜というのにそれなりの交通量がある。淡路島南ICから神戸淡路鳴門自動車道(長い:-)に乗り大鳴門橋を渡る。大鳴門橋は明石大橋と比べたためか、とても短く感じる。

四国に上陸した後は、鳴門ICからR11で徳島へ、ここからはR192を西向かって車を走らせる。その後、R32を南下し高知を目指す。車中泊。

−2日目−
竜河洞−桂浜−はりまや橋−四万十川−宇和

朝一に竜河洞を散策。有名な秋吉台の秋芳洞に比べて、通路も狭く鍾乳洞らしい気分が味わえる。その分、追い越す/越されるのが難しい場所も多い。

新しく冒険コース(前日までに予約が必要)ができたらしい。これは、ヘルメットなどを貸してくれ、案内人について洞窟を歩くというか、狭い所を潜り抜けたりして探検気分を味わうものだそうだ。

Ryuga-Dou Ryuga-Dou Ryuga-Dou

洞窟のなかは涼しいが、外に出るとうだるような暑さで、一気に疲れがでてしまう。きをとり直して桂浜に向かう。龍馬の像があることで有名な砂浜だがここも暑い。砂浜の橋には人工的な岬が作られており、神社(?)への道も改修されていた。

Katsura-Hama Katsura-Hama

高知市内に移動し、地下駐車場に車を止めて、ちょっと遅い昼食にする。土佐藩という店で、鰹の寿司の盛り森合わせとたたきを食べる。鰹のたたきよりも寿司の方がめずらしいせいか美味しく思う。

photo

食後、奇麗に掛け替えられた「はりまや橋」を見た後、日曜市場に向かう。ショウガ、さつまいもなどなど野菜類がとっても安い。でも、買っても持って帰るころには....と思い見ているだけ。

高知市内を散策した後は、四万十川沿いの道を飛ばして宇和に向い、つけものが自慢という旅館に泊まる。

−3日目−
宇和−御崎観音−岬−佐田岬−道後温泉

宇和から海に出て、海岸線のR378を走る。いくつかの村落を通過して行く海沿いの道は、景色が良い所が多い。ところどころ整備はされているが、対向車が来ると困るような一車線。交通量も少なく快適に走る。途中、御崎岬観音による。

photo photo

日本の森100選とかえらばれたらしい、諏訪岬に向かう。遊歩道を少しあるくが、岬の先端まで1.8kmとあったうえに、道はくもの巣だらけ。時間の余裕もないので途中で引き返す。

photo photo photo

メロディライン(R197)の走り、四国最西端の佐田岬を目指す。国道からところどころ狭い箇所もある県道に。昼食に猟師なんたらの店で、サザエやハマグリの焼物を食べる。これが新鮮でとてもうまい。

食後しばらく車を走らせると、やっと佐田岬の駐車場に到着。佐多岬の灯台まで歩いていくのだが、意外と距離があり暑くて疲れる。雨こそ降られないが、曇がちの天気で見晴らしも良くなくとても残念。

photo photo

メロディラインを引き返し、R378の海岸線の道を走って道後温泉を目指す。この区間はトンネル等が整備されて交通量は多いものの快適。と思っていたら、伊予の手前で渋滞にはまる。なんとか渋滞を抜け18時に道後温泉に着く。

今日の宿は常盤荘という家族中心の小さな旅館。部屋自体も広くはなく、風呂も家族風呂が一つだけ。このうち風呂は改装したてらしくとても綺麗。そのあとの料理は、キスの刺身がとても旨いなど、満足。インターネットで予約すると手数料がとられるらしいので、直接頼んだ方がよさそうである。

−4日目−
道後温泉−しまなみ海道−岡山−奈良

宿のおかみさんのアドバイスに従い、かなり混むという一番風呂を避け、7時半ごろに道後温泉本館に向かう。神の湯は思ったよりも観光客が少なく、地元の人が多いくらいで快適。

photo

温泉でさっぱりしたあと、雨の中、海沿って続くR196で今治を目指す。しばらく車を走らせて、今治に到着。西瀬戸自動車道、通称「しまなみ海道」の橋を渡る。来島海峡大橋−伯方・大島大橋−大三島橋−多々羅大橋−生口大橋−因島大橋−尾道大橋、とまぁ実にたくさんの橋を掛けたものだ。

しまなみ街道は、まだ対面通行の部分や普通の国道部分が残っていて、普通車で5千円以上という値段のわりには、あまり便利とは思えない橋。そのうえ、天気が良くなくて景色がいまいちだったのが残念。撮影した全ての橋はここから見ることができます。


尾道からはR2を経由して山陽道に入る。途中、倉敷JCTで15km、宝塚付近で17kmのアナウンスをみて、R2に降りる。岡山市内の渋滞を抜けると、グリーンロード−竜野太子バイパス、姫路バイパスと順調に走る。神戸までくれば、阪神高速神戸線から本線、第二阪奈と一気に帰宅。すぐに疲れで爆睡したとさ。

関連リンク


Written by Yasushi@tierra.ne.jp.